yubaの日記

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ラシードにおける地上戦の考え方2

さて、地上戦の考え方シリーズの続きです。

前回を要約すると

今まで通りの攻めっ気出した戦い方で安定して勝つのは難しい。
ならば押すだけじゃなくて、引くことを覚えよう
ラシードは後ろ歩き早いからそれを利用しよう

まとめると

「ラシードの地上戦は相手をつついて下がって前に出てきた相手を迎撃するのが狙い」

でしたね。

「下がって戦う」

この言葉だけだと、後ろにひたすら下がればいいみたいな風に聞こえますがそうじゃありません。

後ろいれっぱなら相手の技はもちろん空振りしますが、肝心ラシードの技も空振りします。何も始まりません。むしろ前に歩かれたら画面端に追い詰められてそのままダメージをもらいます。

また、こちら側が何もしなければ相手も何もしません。当たり前です。
であれば自分から仕掛けて〜となると本末転倒です。
今回のラシードで勝てない要因になります。

つまり相手を動かす、相手が動きたくなる何かが必要になるわけです。

今回はそんな「相手をつついて下がって前に出てきた相手を迎撃する」の「つついて」の部分について書いていきます。

このつつく、っていう部分は相手に勝つためにやる行動ではあるものの、ダウンや大ダメージを目的とした行動ではなく、相手を「このままじゃよくない」と思わせて前に出る要因を作る行動となります。

また、自分だけ下がるだけだと画面端に行くだけになりますが、相手を少し押して下がってもらえばラシードだけで下がって隙間を作らなくとも間合いは広がります。そのために「つつく」訳です。

まず、「このままじゃよくない」と思わせるにはどうすればいいか。

相手にそう考えさせるには、対戦している以上、いろんな要素から作り出す事ができます。

自分の体力が相手より少ない
相手の体力が自分より多い
残り時間が少ない
相手のゲージがたまりそう、たまっている
位置が端よりにいる

などなど。
どれも負けがチラつく要素ですね。

また、ラウンド開始から先に安いダメージを奪われたりとかも「なんか嫌だな」となる人もいると思います。

例を挙げるとキャラは違いますが、本田と対戦しててラウンド開始後に先に弱頭突きを2発連続でくらってしまったらこりゃいかんぞ、となると思います。

つまり、相手より体力リードしている状態にするっていうのはそのダメージや体力差問わず相手が動きたくなる一因になるという事です。

本田で例を挙げてしまいましたが、ラシードではどうでしょう?

大小問わずダメージを奪う条件を満たしていればいいので、隙が少なく小回りが利く技を使いたいですよね。

そう、2小K(以下小足)です。

以前ブログに書いた気がしますが「相手からとりあえずダメージを奪う」という技として全キャラの中で最強クラスの性能を持っています。


発生4Fの下段でかつ、調整は入りリーチは短くなりましたが今でも2中K(以下中足)よりも僅かながらリーチが長いです。

そして、ノックバックが調整されたことにより一回ガードさせると相手を押す距離が以前より長くなっています。

キャンセルはできないですが、空振りしても小足の空振り見てから差し返しなんて噛み合ってしまう場合でない限り対戦中に狙ってやるのはほぼ無理に等しいです。

また、小足自体のダメージは安いものの、ペチペチ蹴られてダメージが蓄積したらいつかは「うぜーな」となりやり返したくなるのが人間です。

「つつく」とは相手を押しつつ、何かしらのダメージを奪うという目的ですが、小足ならその条件を簡単に満たしています。

肝心の小足の使い方ですが。
空振りしてもリスクはないものの、相手に当てるように使う必要があります。

使い方としては「歩くにしろ、下がるにしろ、その場にいるにしろ相手が小足の間合いに入るか、間合いに入りそうな気がしたらとりあえずボタンを押す」です。

前に歩いて小足が届く間合いになったらボタンを押す
相手が下がりそうな気がしたら小足を置く
相手が踏み込んできそうな気がしたら小足を置く

イメージはそんな感じです。

また、別の使い方としては以下のような相手の行動の先手を打つ安牌な行動としても使えます。

お互いが近い距離でしゃがんでお見合いしているときにとりあえず小足を振る

この状況にいたらダメージもらいそうな気がするから流れを変えたいから小足を振る

簡単にいうと気まずい状態が嫌だからとりあえず逃げる感じですね。

この気まずい状態で発生4Fのリーチが少し長い下段を撃てるというのは普通に強く、ガードされても五分ですし、相手が走ってた時に小足を出せてればコパンにつなげてコンボもいけます。

お互いが「さて、どうしようかな」と様子見している状態の中で、小足を振ってお茶を濁す感覚ですね。

また、注意点としては小足のノックバックは大きくなって間合い調整をしやすくはなったのですが
2発刻んだら2発目が空振りしてそこに何か狙われる場合もあります。
なので、2発当たるか怪しい間合いでは必ず1発でやめときましょう。
狙いを定めて1回ボタンを押す感覚でいると良いかもしれません。

最後に最初に説明するのが小足からなのかを説明すると、ラシードを使う上で地上で中足差し返しとか大パン差し返しを意識して練習するのはもちろん大事なんですが、

この小足を振らないと差し返しにしろなんにしろ、それを出来る間合いを作るのが難しいのでまずは小足を振る事を理解してほしいからです。

ラシードは小足にはじまって小足で終わると言っても過言ではありません。

この小足を意識させてからラシードの地上戦が始まりますが、この後の展開は次の記事に書く予定です。

今回はラシードの地上戦「相手をつついて下がって踏み込んだ相手を迎撃する」というコンセプトの「つつく」という表現にしたがって
ラシードの基本中の基本である2小Kの使い方について触れました。

今回はこんな感じで