yubaの日記

趣味丸出し

ラシードにおける地上戦の考え方6

地上戦シリーズその6です。

「相手をつついて下がって前に来た相手を迎撃する」

この言葉に基づいて、今までは「つつく」という表現に該当するラシード側が自発的に動く行動について書きました。

ラシードは前歩きが遅い分、歩きが早いキャラと同じ地上戦をしようとすると必ず誤解が生まれるので発生が早い小足で牽制し、間合いを作ることや、
その結果相手の下がり、ガードする相手に対しての対応方法、具体的に下がる相手を咎める方法や固まる相手を崩す方法について今まで書いています。

今回からは「下がって」の部分について書きます。以下は「下がり」の後に何をしたいのかについて書きます。

さて、この「下がり」という行動、なかなか奥が深いです。

後ろに下がる行動自体はキャラによって歩くスピードに依存するので性能差はありますが、
ラシードに限らずどのキャラでも守り、攻めどちらでも大事な行動となっています。

しかしながらこの「下がる」という言葉。
とても抽象的で説明がいまいち足りません。

下がりが強いってなんだよ、もっとわかりやすく〜

となる人は多いですね。

なのでとりあえず、具体例で下がりを用いた行動を書くと

相手の牽制技を空振りさせるために下がって、空振りしたら硬直に打撃を与える

投げをすかすために下がって、投げシケに合わせて打撃を与える

のようなものがあります。

つまり共通している部分は

「相手の何らかの行動が届かない間合いまで一旦離れる」

です。

下がるだけじゃなく、
下がった後に出来る相手の隙にダメージを与えるのが目的となるのですが

具体例で書いたような投げのように、
攻め守りどちら側でも投げシケ誘発行動があったりするので、「下がり」という言葉には様々なケースが含まれているため共通してる部分をカテゴリーの名前として扱ってるようなイメージです。

スパロボみたいなシミュレーションで例えると最大射程5で撃つのに2ターンのクーリングタイムが必要なビームを撃つ敵を倒す場合、

まずは射程範囲へ移動するとして、
その場で射程6の攻撃が可能なユニットで相手のターン問わず遠距離から攻撃するか、
ビームを撃てないターンに接近して高ダメージを与える近距離攻撃で倒すはずです。

この2つの行動はダメージを与える観点であればどちらも正解であって、
相手を倒しきるかどうかの観点であれば正解か不正解か変わってきます。

スト5の場合だと、この相手の間合い外まで後ろに下がり相手にカウンターを与えるパターンは2パターンあります。

1.相手の行動によって手前に伸びた当たり判定部分を殴る

2.相手キャラの本体(胴体部分)そのものに攻撃する

1はわかりやすく言うと相手の伸ばした手足の当たり判定に対して反撃をするものです。

このゲームの当たり判定はどう見ても相手の身体のグラフィックがないよね?というところでも当たり判定があったりします。

例えばキャミィの中足の伸ばした部分をラシードの大Pで殴れたりとかがわかりやすいですね。
そして、手先だろうと胴体を殴った時と同じ仰け反り方をします。
スト5のキャラはみんな痛がりなんです。

2は相手の硬直時間中に当たり判定の中心軸、つまり胴体部分に対して技を当てます。

どちらも当たり判定を殴る点で同じではあるものの、1番重要な違いはどの部分を狙うかではありません。

それは反撃可能な猶予時間です。

1は各技のフレームの中で持続が終わってかつ、
当たり判定が伸びている時間のみ可能です。
つまりフレーム表で書かれている硬直に書かれているフレームがそのまま1が可能な時間ではありません。

2はその技の硬直が終わるまで猶予があり、
ほぼフレーム表に記載された硬直時間と同じ猶予があると考えていただいて構いません。
ほぼ、という表現にしたのは対戦中の意識配分によりこの時間が変わるので人によって差があるからですね。

1と2の差を具体例を挙げて説明すると
例えばリュウの2中P空振りに対して反撃をいれたい、となる場合以下の2つから選べます。

1の場合なら伸びた攻撃判定に対して5大Pを当てる事が該当し、2の場合は2中Pの硬直にその場で2大Kを差し返す形になります。

どちらも空振りを咎める行動ですが、可能な猶予フレームに差があります。

1は腕が伸びたタイミングのみ、2はリュウが空振り中の無防備な時間に当てる、となるわけです。

どちらがリターンあるかは説明しなくても分かりますが、基本的には1の方が難しい分リターンが高いようになっています。

つまり、ラシードは後ろ歩きが早いことを利用し、相手の技を下がって空振りを誘発し、1や2を当ててラインを上げて端に運ぶ事が目的になります。

この空振りする間合いを作るためにつつくことには説明しましたが、下がる事には説明があまりできていないのでこれは次回書きたいです。

今日はこんなかんじで