yubaの日記

趣味丸出し

ラシードにおける地上戦の考え方

以前にもこれから始める人向けのコンセプトのブログはいくつか書いてますが今回はちょっと抽象的な内容かもしれません。
どちらかというとラシード使いの方には特に読んでほしい内容です。

では本題にうつります。

このラシードってキャラ、何度も調整されていますね。
イーグル後に起き攻め可能になったとかそういったありがたい調整もありましたが
大体がキャラパワーをマイルドにする調整だったかと思います。

敢えてマイルド、という表現にし弱体化という言葉を使わないのには理由があります。
ラシードは「今でも強い」からです。しかも最強と言われるポテンシャルも持っています。

マイルドな調整を諸々されているのは事実ですが、
それをされようとも今でも問題なく強い部類のキャラであると僕は考えていますが、一点気になるデータがあります。
https://game.capcom.com/cfn/sfv/stats/dia/
公式サイトの勝率ダイヤグラムです。
これは10月のものですが、結果を見ると「ラシードが最下位」です。

しかし今回のCPTオンラインでもラシードが優勝し、
ラシードが上位に来ることは多いですよね。
なのに全体の勝率では最下位。なんでだと思いますか?

入賞したり結果を出している人が僕らでは想像つかないような努力をしているから、というのはもちろんあると思います。
ここは否定しませんし、試合を見ててラシードを使っているからこそすごいなと思う部分がたくさんあります。

ただ、それはそれです。
僕はラシードの全体勝率が低いのには別の理由があると考えています。

簡潔にいうと大会では上位に食い込むキャラなのにも関わらず、ダイヤグラム上でのラシードの勝率が低い理由はラシード使いである僕らに問題がある、と考えるべき、と考えています。

これだけ結果を残しているのに、なんで勝率に反映しないのか。

それは練度の差があるからといえばそれまでですがもっと具体的に考えてみます。

この「練度」という言葉、スト5では複数の要素を含めて一つの言葉になっています。
大まかに箇条書きにすると

・自キャラ理解度
・コンボ精度
・確認精度
・起き上がりの打撃や投げの重ね精度
・対空精度
・キャラ対策

などいくつかの要素をまとめてこの言葉で表現しています。
その中でもラシードは自キャラの理解度に注目すべきです。

他の要素も大事ではありますが、まずはそこを理解しないとその他が出来たとしても自分が思うような結果に繋がりにくいもので、たとえて言うなら得意武器種が剣のキャラクターに弓を装備させて弱いと言ってるのと同じです。

つまり、自分を含めた一般的なプレイヤーと上位ラシードに生じている差の中で、僕らが努力で補える点は「勝つまでや強みを生かすまでの過程に対しての理解」のではないかと僕は考えています。

ラシードが勝利する際によく見るシーンは

「なんかひっかけて画面端に運んで端でハメて倒す」

これです。基本的にこれは今でも変わってないです。
しかし、明らかに強すぎた過去と現在ではこの「なんかひっかける」ための過程に違いがあります。

S2からAEくらいまでの明らかに壊れ性能だったラシードは

「自分から突っ込んで、EXワールで固めるかコンボひっかけて画面端でハメる。」

このコンセプトを基本にして、独りよがりに相手を真っ向から壊しにいく戦い方でいけました。
むしろそれをやるのが正義であり悪でもありましたね。

ラシード自体、人口も少ないし対策を練りにくかったり反撃をしにくい事をいい事に何回も同じこと仕掛けて、
その中で1回でも通れば半分以上ダメージを奪えラインも上げる事が出来ましたからね。

「とりあえず弱ミキサーで突っ込んで転ばせて起き攻め読み勝って画面端」
「とりあえずワールガードさせて二択で読み勝って画面端」
「やたら判定強いジャンプでいきなり飛び込んで読み勝って画面端」
「早い前ステで一気に距離詰めて固めて画面端」

どちらも今でも全然使える戦い方ではありますが
過去と違い、今は自発的にこれを無理やり通そうとすれば非常にリスクが高くなっています。

リスクが高くなった理由は以下の調整結果です。

・弱ミキサーのガードバックが短くなった
・ワールのくらい判定増加
・通常技キャンセルEXワールの割り込み難易度緩和
・EXミキサーダウン後のリターンが低下
・体力の低下

他にもありそうだけど、だいたいこんな感じかなと思います。横に押す力は過去と比較するとやはり心許ないですね。

しかしながら、こういった部分は相手がラシード対策を練りにくい点も踏まえればここはまだまだ通るから誤解しやすい(している)部分ですね。

ただ、それで勝てたとしてもラシード使う側は外見や使う技が同じであっても戦い方が大きく変化していることを理解する必要があります。

今よりも強くなりたい、〇〇よりも強くなりたい、LPが欲しい、大会で結果を残したい、スト5をするときの目的が何かしらあると思うのですがそこを踏まえてもこの事実は理解しなければいけないことです。

じゃあどんな戦い方になったの?となると思うのですが、ここで重要になってくるのが地上戦です。

今までと比較すると、画面中央でジリジリ戦うことが明らかに増えています。
理由は前述の通りです。相手を押す力が今までより抑えられているからです。

今までは踏ん張った相手でも力で無理矢理押せば倒れましたが、今回は相手の力が強くなっているので押しまくってもはじきとばされたりします。
もちろんそのまま倒れる事もありましたが、毎回毎回そううまくはいきません。安定して倒す事を前提とするなら、違うアプローチを仕掛けた方がいいわけです。

相手はいつまでも力を入れられるわけではなく、いつかは疲れますし、力を入れてる方向がわかったらこちらも同じ方向から押せば簡単に転びますよね。

つまり相手の力を利用したり、様子見を増やそうってことです。
ここで重要になるのが歩くことになります。

ラシードの移動速度は
前歩き 少し遅め
後ろ歩き めっちゃ早い

という特徴があります。

この後ろ歩きが早いことに注目しましょう。俗に言う「下がり」です。僕らはこの「下がり」を利用して押し引きをしていく必要があります。

ラシードは後ろ歩きが早いことで、相手が想定している間合いより離れるので、相手の技を手前ですかす事ができます。これがとても重要です。

つまりラシードの地上戦の基本は「相手をつついて隙間を作り、後ろに下がって踏み込んだり手前で空振りした相手を迎撃する」が基本になります。

前置きが長くなりましたが、次はそれを踏まえて相手をどう動かしていくかを細かくかいていきたいと思います。

今日はこんなかんじで